P4の何がいいって、やっぱりメインキャラ7人(直斗は休養中。クマも頭数に入ってる)の仲良しっぷりが際立ってリアルなとこじゃないでしょうか。
りせちーに「せんぱぁ~い」って呼ばれるたびに、司はともかくワタクシは首の後ろがぞわぞわいたします、いい意味で。
なんというか、青春の甘酸っぱぁい思い出が甦ってくるカンジ。
そんなものあるのかどうかはともかく。。。
修学旅行の班分けとか(りせと完二まで一緒だったな)、夏祭りの夜とか、菜々子の宿題を手伝いに代る代る押しかけてきたりとか、みんなで集まってスイカ食べたりとか。
あのへんのエピソードは全部、せつなさがみだれうちでしかもあったかい気持ちに浸れました。
シナリオ、スゴすぎ。
セミの声が使いわけられていたのもニクイ演出だよね。
夏休みの終わり、夕暮れ時のヒグラシの声。。。
懐かしすぎて泣けます。
ところで、うちの主人公、司はかなりの猫好き。
実家で一緒に暮らしていた猫がいました。
※ここからは、捏造も甚だしい妄想設定です。そういうのお嫌いな方はご注意ください。
実家で飼ってた猫は、ノルウェージャンフォレストキャットの雄で、名前はシャナリ。しゃなりしゃなり歩くから、シャナリ。ほんとは母がつけたチャールズって名前があったけど「お前チャールズってガラじゃないよな。シャナリでいいよな」と司が命名。そのうち省略してシャナって呼んでた。司とほぼ同じ年なのでかなりの老齢。家でピアノ弾いているといつも寄ってきて、ピアノの上に飛び乗ってまるくなりながら聴いていました。留守がちの両親に替わって家族そのものだったのだけど、別離の日は突然やってきたのです。
いつも司のベッドに潜り込んで寝ていたシャナがある朝司の側で冷たく動かなくなっていました。司は信じられなくて、胸がつぶれたみたいに苦しくなって、でも涙は一粒もこぼれてはこなかった。それが、半年くらい前。。。指が動かなくなったのも、その頃かと。
挫折と悲しみと淋しさを抱えたまま堂島家にやってきた司だったのですが、。。。
愛猫がペルソナになったって、いいんじゃないかな、と思ったわけです。
そして、それはきっとヨシツネだろうと。
なんで、って。
紗那王、だし。
。。。
まぁ、それはいいとしてっ。
(いいのかい)
強力なペルソナが愛猫の生まれかわりだったとしたら嬉しいだろうな、って。
司の力はワイルドカードなんだから、そんなイレギュラーなことが起こってもいいんじゃないかな、と。
そんなわけで、ある日のベルベットルーム。。。
―私はヨシツネ。やっとお目にかかれました
わかったんですね。司には、それが、誰なのか。
「お前。。。シャナ。。。?」
―懐かしい名だ。お好きなように呼ばれるといい。。。私は貴方の盾、貴方の剣、貴方の友。これよりは、いつもお側に。。。
舞い降りてきたペルソナカードを握りしめた司の驚きに見開かれた瞳から、ぼろぼろっと大粒の涙がこぼれ落ちる。。。
やっと泣けたね、司。
全部、存じておりますってな顔で、ぼろ泣き(でもきっと声は出さずに泣いてるんだろうなぁ。。。)する司を見ないふりしながら微笑んでいそうなマーガレットとイゴールが憎たらしいな。
。。。っていうようなことを、仕事帰りの運転中にぼぉ~っと考えていたんですけど(危ねぇな)。
ワタクシのP4主人公への盲愛ラブラブっぷりったら、こんなエピソードひとつじゃとても語りきれません。
泣かしても、愛です!
「センセイは優しさで出来てるクマね~。。。」っていうクマきちのセリフがすごく好き。
クマ、いいこと言うよなぁ~。
そうなのよ。だからセンセイは、鮫川河川敷にいる野良猫とか、どうしてもほっとけないのよね~。
THE.鬼畜ドSっていうそもそもの設定はどうなってるスか、自分。
でも、いまは、野良猫をついナデナデしてしまうセンセイがたまらなくいとおしい。。。